6TH MAXI SINGLE
クラクション ハニー

BFCA-80008
1,020 (with tax)
2000.6.28発売

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収録曲
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1.クラクション ハニー
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2.BRAND NEW DAY
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エアバッグも、カーナビも、行き先も一切なし、ただアクセルを地面にめり込むほど強く踏み込みながら、 一台の鉄の塊が疾走していく― そんなシークエンスをまぶたの裏に焼き付けるサリンジャーのニュー・シングル “クラクション ハニー”。
聴く者に強引に白目をむかせるヴォーカル、エディーのフリーキーな声。 《かなり確実に僕らは落ちていく》というシリアスな歌詞。カーブもクソもない直線的なビート。 そして、壊れかけた現実と同化するひずんだギター・リフは、グランジにケンカを売るような凄みを感じさせる。
そう、この曲はまさに彼らがもっていた鋭利な部分を容赦なくさらけ出した怒濤のパンク・チューンなのである。
「攻撃あるのみ」と言い残し、そして去っていく狂った犯行宣言、 あるいはエディ曰く「革命」表明のようなナンバーなのである。
何をどうしたいのか理性ではうまく説明できない。ただ、とんでもない怒りが渦巻いているのを感じる。 「何を」「どう」とか考えるより何よりまず立ち上がれという意志を感じる。
しかし、それこそが現実に切り込むロックという表現の原点なのだ。 サリンジャーは、インディーズ期のバンドの原点に戻ったのではなく、「ロックの原点」そのものを奪回した。 そんな手応えを感じさせてくれる好シングルだと思う。
アドレナリンが溢れて溢れてどうしようもない。 そして、これを発散させるためには、やはりこの曲を繰り返し聴きながら、暴れるしかないのだ。罪なシングルである。
 壊れかけた現実に対してクラクションを鳴らしながら、 その危機をよけることなく真正面からぶつかっていくような倒錯したところがロックンロールにはある。
「何のためにクラクションを鳴らすんだ、バカ」という気がするが、ロックロールの本質はその倒錯にこそある。
“クラクション ハニー”。この楽曲が持つスピードとテンションは無視できない。

ロッキング・オンJAPAN編集部 其田 尚也




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